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KOL​ special contents ③

​フリーリグ事始め
ハードボトム

KOL​ special contents ③

フリーリグ事始め
~ハードボトム編~

浜名湖のフリーリグには大きく分けて2つの性質の異なるフィールドがある。

1つは中浜名湖と呼ばれるエリアを中心とした砂地がメインとなるオープンエリアである。

そしてもう1つは浜名湖に随所に広がる牡蠣瀬をメインとしたハードボトムエリアである。

ハードボトムに主に生息するのは黒鯛が主であり、そこに居着く傾向が強く、オープンエリアのように魚の居場所を探す必要は少ない。居場所を探す手間が省け高確率で魚はいるのでフリーリグが浜名湖に登場した2020年ごろは牡蠣瀬をフリーリグで攻めれば確かに釣れた。

しかし今はフリーリグ事始め① で書いたように浜名湖においてフリーリグでハードボトムをただ巻けば1日10枚、20枚釣れる時代は既に終わっている。

間違いなくスレが進行しているのである。

さてどうするか

まず大前提としてオープンエリアのフリーリグとハードボトムのフリーリグは似て非なるものだということをしっかり認識しなければならない。

オープンエリアのフリーリグはどちらかというと色々なアクションを試みながら、ちょっとした地形変化を感度重視で釣り込む繊細な釣りだ。

対してハードボトムではキンキンの高感度は牡蠣にシンカーが当たる感触と硬質なチヌのバイトを見分けるのに少々支障をきたす場面があるだろう。慣れればそこの見分けの精度があがり好感度のロッドを好むアングラーもいるが、多少の感度をあえて捨て、ハードボトムでのかわし・食わせを重要視したロッドを選択するのも1つの手である。

そんなロッドの代表例がSHIMANO社のブレニアス B74ML-Sである。

きっちりと実釣テストされている中で、手に入り易い価格設定でこれからフリーリグを本格的に始めたいと思っている方にはおすすめです。

https://kenshikuroda.com/tackleno_iroha/16808/

さて他のタックルセッティングに関して書いていこう。

ハードボトムを攻める上で重要なことは2つある。

1つはハードボトムがどこにどのような形であるのか。

もう1つはいかにスタックせずにひいてくるか。

1つ目に関しては地図アプリの航空写真と睨めっこするところからスタートする。黒くなっていたりと色が変わっているところにハードボトムが隠れている可能性が高い。

形もある程度わかるので、自分の立ち位置が狙う牡蠣瀬にプレッシャーを与えないか常に確認しながら釣りをするのが重要である。​

スクリーンショット 2024-02-27 15.56.03.png

黒いところは全てハードボトム

​牡蠣棚跡も列に沿ってハードボトムがあることがわかる

2つ目はいかにスタックせずにひいてくるかである。​

ここで重要なのがロッド・リールから始まりフックに至るまでの選択である。

ロッドは前述の通りで、リールに関しては軽いシンカーをストレスなく投げれる性能を持つ物が良いだろう。

ハードボトムの攻略の1つのキーとしてシンカーセレクトがある。

浅い・ガキガキ度が強いところでは軽く、しかしボトムから浮かせたくないからなるべく重く。

シンカーチェンジを妥協する者に釣果は望めないといっても過言ではないだろう。

形状はすり抜けを重視するためにスティックタイプもしくはスリムタイプを選ぶのが良いとされている。

こちらもNTシンカーが様々な形状を選べておすすめです。

そして意外にもあまり重要視されていないのはフック形状である。

フック形状で明らかにスタック率は変わる。ギャップが小さいと牡蠣や岩を拾いにくくなり根掛かりが減る。フックの形状をポイントに合わせて選ぶだけでスタック率が変わるのである。

 

このような考えで作られた(であろう)チヌ専用もっといえばハードボトムのチヌ専用フックがある。

それがjijijijijijiより発売されたありえないナローなブリームオフセットである。

チヌの口にいれるためにナローに、根掛かりを減らすためにギャップを小さくされています。

ギャップが小さいと言うことは掛かりは悪くなる。しかしスーパーナローにすることで問答無用でチヌの口の中に入れるというコンセプトはとてもわかりやすく、そのわかりやすさはアングラーの戦略の幅を広げる。

これが正解という組み合わせは釣りにおいては絶対に存在しない。

状況に合わせてタックルセレクトすることにおもしろさがある。

​このスーパーナローを例にとればナローにしてあるもののギャップは小さいからキスバイトに対しては弱いことが予想される。急な冷え込みとかたるい潮で魚の活性が低いことが予想された時、少しでも掛かりを良くするためにスタックのリスクを負いながらギャップの大きいフックを選択する。活性の上向きを感じたらまたもどしてみるなど。

​目の前の魚を釣るために何が最善か考える時にわかり易いコンセプトの釣具はとても助かる。

スクリーンショット 2024-02-27 16.13.52.png

ハードボトム​に最適なスティックタイプ、スリムタイプも取り揃っている。

https://s.ntus.info/shopbrand/TSTR/

https://s.ntus.info/shopbrand/TSSR/

NT​海洋事業部様より

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過去に類をみないほどのありえないナロー

​根掛かり回避力は圧倒的

黒田健史の「いろはにほへと」より

フックに関してもう一つおすすめフックがある。

​フリーリグ事始め①でもとりあげた触角フックだ。

触角はハードボトムで真価を発揮する。

一見頼りなく見える触角だがその実はとても強力にスタックを防ぐ。

口に入ってしまえばむきだしのフックポイントが魚を逃がさないだろう。

Yuki氏によると少しフックポイントがネムっているのが触角フックにおすすめだそうだ。

 

フリーリグしかり触角フックしかり発祥はここ浜名湖ではない。

少々寂しいので筆者から浜名湖発のアイテムを一つ紹介させていただこうと思う。

「Rリグ」

RYUGIから2022年に発売されたグライドハンガーにラバースカートを巻いたのが Rリグ である。きっかけはo.s.p社のドライブホッグといったフラースカートのついたワーム。状況にもよるが、浜名湖においてフラースカートには特有の魅力があることが定説としてあった。だが、ドライブホッグだけでチニングは完結しない。他のワームでもフラースカート付きにできると面白いと思い、同じマリーナのフライを用いたチヌゲームのプロガイドに依頼して、イメージを形にした。

フラスカートの効果としては、
・シルエットをぼやけさせて見破られにくくする。
・シンカーを隠すことができる。
・ワーム単体では難しいラバー特有の微振動を出すことができる
・エビの足のような波動をイメージできる
といったことがある。

製作は Watatsumi Hamanako Guide Service & Custom Saltwater https:// www.watatsumi-k.com/ に依頼した。フライのタイイングの技術が用いられておりラバーがちぎれてなくなるまで何回も使用できるようになっている。

このリグはオープンエリア、ハードボトムどちらでも使えるが、特にハードボトムで確かな釣果をあげている。

どの程度このフラーが魅力的に映るかは魚に聞かないとわからないが、数々の好釣果があがっている。厳しい状況で攻め方を変えたい時などに試してほしい。

お求めの方は

NT海洋事業部様  https://s.ntus.info/shopdetail/000000000112/chining/page1/brandname/

​もしくは奥浜名湖の釣具屋さん フィッシングジョイ様までお願いします。

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Rーリグ

​standardのほかにside,shortタイプもある。

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